この博覧会は、明治43年(1910)名古屋市鶴舞公園で開催され延べ260万人に達しました。 連合共進会は第1回が明治16年、その後、3年おきに開催されるようになりこの第10回は3月から90日間にわたり鶴舞公園で3府28県が参加しました。 10万坪の敷地に本館、機械館、特許館、台湾館、林業館、眺望台、名古屋市記念館(迎賓館)などが建設されました。 また名古屋開府300年記念事業として噴水塔、奏楽堂が建設され、現在も歴史的遺産として公園内に当時のままの姿を残し市民の憩いの場所であります。 個人創業時代の北川幸吉は、鈴木禎氏次の設計による古代ローマ様式の大理石柱と岩組みを組み合わせた噴水塔、古代様式のルネッサンス風の奏楽堂の工事に参加した代表作品です。 |