瀬戸市は豊富な陶土に恵れ陶磁器産業を発展させ、明治時代から今日に至るまで優秀な技術力で世界的に有名な「瀬戸物」の街を築きました。 大正15年(1926)に瀬戸陶磁器工業組合が結成され会館の建設の必要性が高まり昭和9年(1934)に丹羽英二建築事務所の設計により北川組が請負い着工しました。 建物は「見本陳列館」という組合の社屋と併用した鉄筋コンクリート3階建、その翌年、倉庫棟も増築され引き続き完成しました。 今も瀬戸市を中心に近隣の窯業関係者600社が参加し「愛陶工」という名称で親しまれてます。正面玄関の左側部分は増築されましたが当時の面影を偲ばせます。 |