昭和15年(1940)海軍は静岡県牧の原に飛行場を建設することを決定しました。 牧の原市の布引原(矢崎部品・布引コミュニティセンター)と菊川市の境界です。 空軍の偵察機のパイロットの教育・訓練を養成する部隊を作るため昭和17年(1942)開隊され、昭和20年(1945)3月には 練習から実施部隊となり、第10部隊の命令により「白菊」の「神風特攻隊」を編成し、この地から飛び立ったのです。 その航空隊に所属していた方々が当時を偲んで「大井同釜会」をつくり今でも活動しているそうです。 北川組の議事録によると、工事は昭和16年(1941)~昭和18年(1943)の5期にわたり13連空司令部・庁舎・兵舎・仕官宿舎・格納庫・講堂・病院等を建設しました。横須賀海軍からの請負金額は総額で58万2千472円と記録されています。 所在地:静岡県牧の原市・菊川市 |